「頭が良い」とはどういうことでしょうか?
学校の成績が良くて一流大学に入ることでしょうか。それなら早期教育を始めなきゃ💦
というママも多いのではないでしょうか。
確かに学歴とIQ(知能指数)には相関関係がありますが、一般的にいわれる「頭の良さ」とはちょっと違うようです。
記憶力でほぼ成績が決まる学校とは違い、社会に出るとそう単純ではありません。ポイントとなるのは「問題の解決法を自分で見つける」ことができることです。
「頭がいい」=IQが高い?これって親の遺伝?
知能指数を表すIQは、考えたり、計画したり、言葉が使えたり、学習したりする能力をあらわします。
「学校の成績が抜群にいい」のは、実はただ記憶力がよかっただけというケースも少なくなく、社会に出てから才能を開花したり頭角を現す人も多くいます。
つまり、頭の良さとIQの高さや学校の成績は決してストレートに結びつかないのです。
背の高さや顔の形は親から子どもに遺伝します。また、知能や才能の一部も遺伝で決まります。しかし、これに関しては、生まれてからの環境の影響のほうが大きいです。
頭のいい子とは、自ら問題解決ができる子
思い出してみてください、頭のいい人てどんな人でしたか?
何か壁にぶち当たった時、難しい課題に立ちはだかった時、「その問題の本質を見抜き、どうすれば解決できるか考え、行動できる」、このような人ではないでしょうか。
つまり、知能だけでなく、感受性、積極性、独創性、運動力、注意力、決断力などバランスがとれている人です。
こうした総合的な問題の解決力は、大脳の「前頭連合野」という部分の働きによって決まります。
問題解決力やコミュニケーション力、壁を破る力、創造力、協調性、思いやりの心を育てるのに参考となるおすすめ書籍がこちらです↓
赤ちゃんの脳にバランスの良い刺激をいっぱい与えよう
生まれたばかりの赤ちゃんの脳では、神経細胞が大人以上につくられています。しかし、その神経細胞はつながっておらず、ほとんど働いていません。
大脳の神経細胞から出ている枝状突起(シナプス)のつながりの部分から数をふやすことで神経回路を複雑にして、うまく働くすることで脳は発達します。
このシナプスの数が増えるのが、歩き始める1才前後。この時期にたくさん刺激を繰り返し与えましょう。見たり、聞いたり、触れたり、味わったり、においをかいだり、あらゆる刺激を脳は受け取り発達します。
月齢の時期に合わせた刺激を脳に与えると、脳の働きをより高めることができます。
赤ちゃんとの普段の触れ合いが最高のレッスン
赤ちゃんの脳を発達させるために、具体的には何をすればいいのでしょう。
実はそんなに難しいことではありません。
発育発達に合わせて、普段の生活の中に「育脳」を意識した体操や遊びを取り入れるだけでいいのです。その時に大事になるのが「積極的にかかわっていく」という愛情が基本にあります。
ママ・パパが一緒に遊びを通して楽しみながら接することで、よい刺激をたくさん与えることができます。
幼児教室に負けない最高のレッスンが工夫次第で家庭にありますよ。赤ちゃんがもっている優れた能力を最大限に引き出してあげましょう。